化学工業の更なる前進へ 楠本化成とOCSiAlの提携によるTUBALLTM製品の国内製造と販売へ

高品質でありながら低コストでの大量生産を可能にした、世界初の単層カーボンナノチューブ製造技術が日本にもたらされます。元来カーボンナノチューブは、1991年飯島澄男氏により発見されたものです。楠本化成株式会社は日本でも有数の特殊化学製品の製造・販売企業であり、単層カーボンナノチューブ製造の先駆者であるOCSiAlグループとの交渉の結果、日本市場向けTUBALLTM製品の製造・販売に関する独占契約を締結いたしました。

OCSiAlグループの単層カーボンナノチューブTUBALLTMを添加することにより、単層カーボンナノチューブが持つ優れた特性である高導電性、高耐熱性、高アスペクト比(>2500)の様な物性が製品に反映されることが期待されます。僅か0.01%TUBALLTMを添加するだけで、より多くの高機能製品を製造することが可能になります。

OCSiAl Hong Kong CEO OCSiAlグループ上級副社長グリゴリー・グレヴィッチ氏は次の様にコメントしています。「OCSiAlグループは世界各国にパートナーを持っていますが、今回日本でこのように重要な影響力を持つパートナーが得られたことを、非常に嬉しく思っています。楠本化成が購入する量のTUBALLTMにより、最先端の市場でお客様からご要望がある数量を十分製造することができます。この提携により、楠本化成はTUBALLTMを主成分とする一連の分散製品シリーズを生産するために、OCSiAlグループから供与される技術・ノウハウについて独占的使用権が与えられています。」

今回のTUBALLTMMATRIXシリーズの製造と商品化における独占的使用権により、楠本化成は他に類を見ない商品開発を手がけることも可能です。本商品を加えた素材は導電性が付与され、その機械的特性について改善が可能ですが、その色や流動性に悪影響を与えることはありません。日本の自動車工業、石油化学工業はもとより、オイル、ガス、ヘルスケア、医薬品、電子材料分野でも、大きな付加価値を与えるTUBALLTMMATRIXシリーズは、新機軸を打ち出すために貢献することになります。

日本の化学工業は世界3位の規模を持ち、国内製造業売上高の14%を占めますが、その強みは技術革新と品質にあります。「現代文明は今、現存する素材を進化させなければならないという時期にあると弊社は考えています。単層カーボンナノチューブの極めて優れた性質は、製品特性向上をご検討されているお客様から多くの関心を集めています。このため、TUBALL単層カーボンナノチューブを含む商品がいつでも標準品としてご購入いただけるようになれば、お客様でのご利用機会増加につながると考えております。」と楠本化成株式会社はコメントしています。